綿毛


何処からともなく 産声芽吹く生命
白い綿毛に守られて 深く息をした

優しい西陽に照らされて 輝き出す瞳
頭を撫でられて 風に飛び立つ

山吹色の君が 僕を見上げてくれるから
小さいその手が 僕を飛ばしてくれるから

何処からともなく はしゃぐ笑顔
薄い綿毛に守られて 深い息をした

優しい夕暮に映し出して 時を待つ奇跡
見えない空にも 明日には

作:ありぃ
画像:pixaby

吟優銘花=ginyumeika=

つれづれと詩や小説、写真を載せております。 詩に馴染みがなくても、手紙だと思って噛み締めて受け止めていただけたら幸いです。

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